ぐうたら生活

ぐうたらな主婦が適当に書くブログ

『君の名は。』をいつ観ようか悩む

まだ観ていません。といってもこれは別に流行に抗ってやろうとかそういうことではなくて。

新海さんの映画と出会ったのはもう十数年前の高校生か大学生の時、レンタルショップのひっそりとした場所にあるアニメを発掘して観るのが好きだった頃のことです。20分かそこらの映画でした。確かゲオの50円セールに乗じて借りた気がします。「50円ならまぁいいや」みたいな感じで。

正直、人物の絵柄は好きではなかったです。今でもまだちょっと苦手なくらいです。でも何となく惹かれて観て、観たら何となく好きになりました。本当に良い作品はその作品を読み終わった後に作品の内容を忘れるものだ、と、どこかの本で読んだことがありますが、ひよこにとっては本ではなく映画ではありますがそんな感じでした。ただ、風景が綺麗だったことには惹かれたことを覚えています。シーンとか。色合いとか。それは自分が小説を書く上で意識していたことだったので、だから惹かれたのかもしれません。

新海さんの映画の上映は毎回全国で数ヶ所でした。新海作品が好きは好きでしたが近場では上映されなかったので観に行くことはなく、かといって新作がDVD化したら即買ってコレクションしてるぜ!ほどでもなく、レンタルショップの片隅を気にしつつ、出たら借りる、な十数年でした。今でこそ大ヒットと言われていますが、多分ヒットは昔からしていました。どこのレンタルショップにもあったんですよね、新海さんの映画。片隅に置かれているくせに店舗によっては手書きポップがついていたりして、置く商品を決める店員さんには好かれていたのだろうし。何だかんだでいつも誰かに借りられて埃をかぶることがなかったから、リストから外れることもなく新作を入れられ続けたのだと思います。海外での賞はたくさん得ていた方ですし。

君の名は。』を知ったのはやはりレンタルショップでした。全国ロードショーが決定したと特設を作られて紹介されていました。「頑張ったなぁ」と、それが第一印象。ずっと棚の奥の方にいた作品が、過去の作品はこちらってアニメコーナーの最前列にいるんです。感慨深くて、少ししんみりしました。あと、長編作れるだけ資金貯まったんだ良かったって地味に思いました。おかねはだいじだね…。

それから、大ヒット。嬉しいけれど、何だか遠くに行ってしまった気持ちになるくらいのヒット。でも十数年は「好きなアニメは宮崎駿新海誠作品」って言えていたことが今では嬉しいです。「新海誠?誰それ」ってもう言われないのがすごい。ちなみに『灰羽連盟』や『チスト みどりのおやゆび』も好きなんですが誰かお好きな方いませんかと声を大にしたい。もう内容忘れかけてるけど。

それでまぁ、フリダシに戻りますが。ずっとDVDで観てきたから、劇場で新海さんの作品を観るべきかどうか、過去の習慣を引きずりながら悩んでいたりいなかったり。正月もまだ公開しているし行こうかな…でも新海さんの作品、なんか泣くんだよな映画館ヤだな、みたいな。…記念すべきヒット作品だし劇場で観とこう。かな。うん。

 

ちなみに佐原ミズさんの漫画版『ほしのこえ』も好きです(電子書籍版だと270円と安価→楽天Koboの佐原ミズさんの『ほしのこえ』)。映画だと割とぐだぐだだった気がするノボルくんが頑張っていて。この作品を読んでから佐原さんも好きになってとりあえず一通り出ている漫画は読んできました。最近だと『マイガール』がドラマ化されましたね。借りてきて観ませんでしたが…ドラマ版はちょっと合わなかった。佐原さんは夢花李さん名義でBL系の漫画も描かれていますが、そっちも何となく全部読んできました。人物の心情を大切にしてそうな人だなぁ、というイメージ。絵が綺麗です。最近では佐原さんの『鉄楽レトラ』を全巻読みしましたがフラメンコの題材が新鮮でした。フラメンコかっこいい。

秒速5センチメートル』も清家雪子さんが漫画化されていますが、そちらは読んでいませんでした。新海さんの作品の漫画化なら佐原ミズさん!みたいな思いを捨てきれなかった…。打ち切りになった佐原さんの『雲のむこう 約束の場所』がこれを機にまた再開してくれないかと切に…。

 
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